私があなた。あなたが私。
全部きいた伴くんは、
『まじかよ…むかつくな。沙良月って。』
と怒りをあらわにしていた。
『伴くん…』
『あたし…怖い。また言われちゃったら…
こんな時に言うのも何だけど…』
そこまで言ったら、
伴の顔色が真っ赤になった。
『あたし、伴くんが好き。…だめ…かな?』
だって私は薫のときからずっと伴くんが好きだったんだ。
『沙穂…俺も。』
両思いだ。
< 20 / 60 >

この作品をシェア

pagetop