私が君を好きにならない理由
亜莉愛と仲良く話していたら横から亜嵐が自分らの話に入ってきて、






「こいつ、心配して屋上行ったのに爆睡してやがったんだぜ笑 竹本さんどう思う?笑」






少ししんみりしていた空気も亜嵐のお陰で明るくなった。







「結愛ー。どんだけ眠かったのー?笑」







私を亜嵐と一緒にいじってくる亜莉愛。







ほんとに好きだなこのメンツ。






そんなこと思っていたら、もう1人乱入してきた。







「みんなー!俺のことを忘れてない☆?」






あっ、柊真くんだ。







柊真くんの事は亜嵐と同じサッカーチームだったから知っている。








「結愛ちゃーん!5時間目居なくて心配したよー!でも、爆睡だったんだって?流石だね!笑」








柊真くんのその言葉にまた亜莉愛と亜嵐が笑いだす。






こんなにみんなで笑ったのっていつぶりだろすごい久しぶり。







私の中でこの3人が大切な存在になってきているということを…










この時の私は気づいていたのに気づいてないふりをしていたんだ。




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