記憶を失くした少女【完】



何だか、釘を刺されているようにも取れる、そんな言い方……………。


でも、その言葉に返事なんて出来ないよ……………。


「またね」


顔を見られたら思ってることが悟られそうで、私は凌馬さんに顔を見られないように前を向いた。


そして、またいつ来るのか分からない凌馬さんのバーを後にした。


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