イケメン医師は今日も新妻が可愛くて仕方ない
そうして、千花には内緒で招待客などにも招待状を送り、千花の両親にも話を通した。
職場でも看護師長や内科部長にシフトを融通してもらい、何とか無事に式を迎えられる準備が整ったのは四日前だった。
結構ハードだったけど、千花の喜ぶ顔が見れるならと頑張った。
ウェルカムボードは結実と圭人が準備をしてくれて、叔父や叔母も張り切ってくれている。
両家の親族と少ない友人のみの挙式と結婚パーティーだ。
ふたりともが病院という職場で働いているので、こうした形でしか出来ないが仕方ない。
そもそも、盛大にするつもりは無かったからこれで良い。
こうして準備を終えた安心感に包まれながら、当日を楽しみに仕事に励んだ。
千花も今は患者が多く忙しそうだ。
式の前日は日勤にしてもらい、当日は休みにした。
俺も前日は診察にしてもらって当日に休みを取った。
そうして前日仕事を終わらせると、千花を連れて式をするホテルに行った。
明日は朝から忙しいし、前日からホテルに泊まることにしたのだ。
「え?いきなりホテルに泊まるの?どうしたの?」
「たまにはいいかと思ってさ。疲れてるだろ?エステ予約しといたから行っておいで」
そう、千花を送り出した。