君が好きです
"翼、今どこいる?華恋ちゃんが囚われた"


俺の言葉に焦る翼。


"今奴を追って……あれ?やべー、見失った。また後でな"


話に夢中で見失った君を探すのが遅れて、助けるの遅くなった。


俺が倉庫内に入れば、ベッドに押し倒された華恋ちゃん。


制服を脱がされ、白い肌を促し下着姿の華恋ちゃん。


震える体を、縛り奴はニヤリ、と笑う。


許さねー。



俺は気づいたら奴を殴り付けていた。



そして抱き起こして覗き込めば、君は泣いてる。


潤んだ瞳が、揺れる………



やっぱり、諦めきれない。


強く華恋ちゃんを抱き締めた。


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