私の恋愛事情。〜アノ人と巡り会うまでは〜
第5章「玲斗の隣にいたの、誰?」
「お前、ほんとチョロいよな」

学校の帰り道、玲斗はふっと笑って、私の頭をポンポンと撫でた。

「な、なにそれ!バカにしてんの!?」

「してねぇよ。可愛いって言ってんの」

(もーっ、ほんとこういうとこズルい…)

付き合ってからの玲斗は、思ってた以上に甘くて、意地悪で、ドキドキばっかりさせてくる。

だけど――

そんな幸せな日々は、突然やってきた“違和感”に、簡単に揺らぎ始めた。
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