私の恋愛事情。〜アノ人と巡り会うまでは〜
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昼休み。友達がスマホを見せてきた。
「ねぇねぇ、これ見て。氷室くんってさ…この子と親しげじゃない?」
画面に映っていたのは、玲斗が別の女の子と並んで歩いている写真。
女の子は知らない顔。私よりずっと大人っぽくて、玲斗に腕を絡ませて笑っていた。
(……誰?)
それからずっと、胸の奥がチクチクしてる。
気にしないフリしても、玲斗の顔見るたび、頭の中にはあの子の笑顔がよぎってしまう。
放課後、我慢できなくなって、私は口を開いた。
「ねえ、玲斗。今日のお昼、誰と一緒だったの?」
玲斗は、少しだけ間を置いてから答えた。
昼休み。友達がスマホを見せてきた。
「ねぇねぇ、これ見て。氷室くんってさ…この子と親しげじゃない?」
画面に映っていたのは、玲斗が別の女の子と並んで歩いている写真。
女の子は知らない顔。私よりずっと大人っぽくて、玲斗に腕を絡ませて笑っていた。
(……誰?)
それからずっと、胸の奥がチクチクしてる。
気にしないフリしても、玲斗の顔見るたび、頭の中にはあの子の笑顔がよぎってしまう。
放課後、我慢できなくなって、私は口を開いた。
「ねえ、玲斗。今日のお昼、誰と一緒だったの?」
玲斗は、少しだけ間を置いてから答えた。