強引ドクターの蜜恋処方箋
先生が病室に入ったのを見届けると、一気に緊張の糸がほどけて体中の力が抜けていった。
そのまま、ベンチにへなへなと座り込んだ。
あー、びっくりした。
でも、大事に至らなくて本当によかった・・・。
このことは早めに雄馬さんに伝えた方がいいよね。
慌ててバッグからスマホを取り出した。
そういえば今何時??20時を確認した後の時間の感覚がすっかり失われてる。
もうすぐ22時になるところだった。
えー!もうこんな時間!?
雄馬さんは大丈夫かな?
そのまま電話をかける。
しばらく呼び出し音を鳴らすも出る気配がなかった。
やっぱり寝ちゃったのかな。
ここんところ忙しかったし、こんな早い時間に家にいることも珍しいもんね。
コンビニでお弁当でも買って帰ろう。
こんな時間なのに不思議とお腹が空いてない自分に驚きながら、「よっこいしょ」と小さくかけ声をかけて立ち上がった。
家の玄関を開けると案の定部屋は真っ暗だ。
恐る恐る廊下の電気を点ける。
静かに廊下を通り抜けリビングに入った。
ダイニングのイスには雄馬さんのコートが無造作にかけられていた。
そして、ソファーの横に大きな荷物が置いたままになっている。
ソファーの横から長く突き出た足が見えた。
まさか、ソファーで寝ちゃったの?!
電気は点けないまま、ソファーに近づいた。
窓からの明かりで、彼の横顔がうっすらと浮かび上がる。
長い睫がかすかに揺れていた。
「雄馬さん。遅くなってごめんね」
耳元に小さくささやく。
「ん・・・」
雄馬さんはゆっくりとこちらに顔を向けた。
そして眉間に皺を寄せたまま目を開けた。
「・・・チナツ?」
「おかえりなさい。このまま寝たら風邪ひいちゃうよ」
「この3日間、ずっと会いたかったよ」
雄馬さんは仰向けになったまま私の体を抱き寄せた。
「あのね、雄馬さん、実は今日、」
松井教授の話をしようと思ったのに、雄馬さんは私の唇を激しく塞いだ。
そして私にキスをしながら、自分のシャツを脱ぎ始める。
ち、ちょっと、その前に話が・・・。
と思う間もなく、私はいつの間にか雄馬さんと上下逆になってソファーに仰向けになっていた。
「話があるんだけど」
ようやく離れた彼の唇に向かって、呼吸を整えながら伝える。
「明日の朝聞く」
雄馬さんはそう言うと、そのまま私のブラウスのボタンを外していった。
さっきまで寝てたくせに。
「だけど・・・」
と言い掛けて、雄馬さんが敏感な部分に触れる唇にすっかり抗えなくなってしまった。
会えなかったのは、たった3日間なのに。
こんなにも雄馬さんの唇と肌の温もりが愛しくて懐かしくて。
気がついたら朝になっていた。
朝話を聞くって言ってたのに、私が目覚めた時にはもう既に出勤していてその姿はなかった。
そのまま、ベンチにへなへなと座り込んだ。
あー、びっくりした。
でも、大事に至らなくて本当によかった・・・。
このことは早めに雄馬さんに伝えた方がいいよね。
慌ててバッグからスマホを取り出した。
そういえば今何時??20時を確認した後の時間の感覚がすっかり失われてる。
もうすぐ22時になるところだった。
えー!もうこんな時間!?
雄馬さんは大丈夫かな?
そのまま電話をかける。
しばらく呼び出し音を鳴らすも出る気配がなかった。
やっぱり寝ちゃったのかな。
ここんところ忙しかったし、こんな早い時間に家にいることも珍しいもんね。
コンビニでお弁当でも買って帰ろう。
こんな時間なのに不思議とお腹が空いてない自分に驚きながら、「よっこいしょ」と小さくかけ声をかけて立ち上がった。
家の玄関を開けると案の定部屋は真っ暗だ。
恐る恐る廊下の電気を点ける。
静かに廊下を通り抜けリビングに入った。
ダイニングのイスには雄馬さんのコートが無造作にかけられていた。
そして、ソファーの横に大きな荷物が置いたままになっている。
ソファーの横から長く突き出た足が見えた。
まさか、ソファーで寝ちゃったの?!
電気は点けないまま、ソファーに近づいた。
窓からの明かりで、彼の横顔がうっすらと浮かび上がる。
長い睫がかすかに揺れていた。
「雄馬さん。遅くなってごめんね」
耳元に小さくささやく。
「ん・・・」
雄馬さんはゆっくりとこちらに顔を向けた。
そして眉間に皺を寄せたまま目を開けた。
「・・・チナツ?」
「おかえりなさい。このまま寝たら風邪ひいちゃうよ」
「この3日間、ずっと会いたかったよ」
雄馬さんは仰向けになったまま私の体を抱き寄せた。
「あのね、雄馬さん、実は今日、」
松井教授の話をしようと思ったのに、雄馬さんは私の唇を激しく塞いだ。
そして私にキスをしながら、自分のシャツを脱ぎ始める。
ち、ちょっと、その前に話が・・・。
と思う間もなく、私はいつの間にか雄馬さんと上下逆になってソファーに仰向けになっていた。
「話があるんだけど」
ようやく離れた彼の唇に向かって、呼吸を整えながら伝える。
「明日の朝聞く」
雄馬さんはそう言うと、そのまま私のブラウスのボタンを外していった。
さっきまで寝てたくせに。
「だけど・・・」
と言い掛けて、雄馬さんが敏感な部分に触れる唇にすっかり抗えなくなってしまった。
会えなかったのは、たった3日間なのに。
こんなにも雄馬さんの唇と肌の温もりが愛しくて懐かしくて。
気がついたら朝になっていた。
朝話を聞くって言ってたのに、私が目覚めた時にはもう既に出勤していてその姿はなかった。