また君に恋をする
舞台宣伝のリハーサルへ向かっている私達。
「芽衣ちゃんやばくね?」
「破壊力!」
芽衣を見て騒ぐ生徒達。
上級生の廊下を通ってもこの様子。
「龍也が見たらどうなるかなあ?」
「何楽しんでんのよ。」
「だって絶対怒るじゃん!」
芽衣をからかって笑う私と、それを冷たい目で見るメイド姿の芽衣。
着たくない理由の1つはキャラじゃないから。
もう1つは龍也に怒られるからだと思う。
「そんなん言ってあんたも!」
「んー?」
お腹を抱えて笑う私に、芽衣は何か言い返そうとした。
「なに?」
「な、なんでもない!てゆか時間!」
「あ、やばい!」
言い返そうとした言葉を、飲み込んで話を変えた芽衣。
何を言いたかったのか、問い詰めようすると時計を見るとリハーサル5分前。
ゆっくり歩いていた足を走らせて、私達は体育館に向かった。