また君に恋をする
嬉しそうに笑顔でジュースを持っているこの子達に癒される。
可愛いなぁ。
「はい!これは奏多の!」
「さんきゅ。」
「ねえ奏多!桃の荷物俺が全部持ってあげたんだよ!」
奏多の隣にちょこんと座って、自慢気に話すシュン君。
「やるじゃん。偉いね。」
「俺も奏多みたいになる!」
シュン君の頭をクシャクシャっと撫でる奏多は、私の大好きな笑顔で笑っていて。
また好きが増える。
「おーい!シュン!遊ぼうぜ!」
「あ、待ってー!」
子供は元気だ。
ジュースを少し飲んだだけで、またこんなにも走り回っちゃうんだもん。
奏多の隣にいたシュン君は、ベンチにソッとジュースを置いて友達の輪へ走っていった。
「奏多、ずっと私のこと守ってくれるんだってね。」
「ん?」
「シュン君から聞いた。」