昨日の夢の続きを話そう
「ま、麻衣子さん、落ち着いてください」
私たちの間に割って入った向井さんが、息を荒くする麻衣子をなだめるように、肩に手を置いた。
「いくらなんでも盗ったなんて人聞きの悪い……。私たちスタッフは、備品を預かることもありますし!」
なぜ私が青い鳥を持っているのか理解していないのに、向井さんが必死で言い訳をしてくれてる様子を、私は呆然と見つめた。
「こうしてきちんと青い鳥はここにあるんですから、落ち着きましょう!」
「……そうよね、大きな声出してごめんなさい。なんだかちょっとその私、ナーバスになってて……」
向井さんからふっと目を逸らし、麻衣子は俯いた。
「緊張しますよね、二日後ですもんね。大丈夫ですよ、麻衣子さん」
気持ちを落ち着かせるような穏やかな声で、向井さんが言う。
「ごめんね、澪。私、酷いこと言って……」
「う、ううん……」
私は力なく首を振る。
呼吸が浅くしかできなくて、息苦しかった。
「でも……もう、」
言いかけた麻衣子が、私の目をじっと見つめる。
「盗らないでね?」
麻衣子の目の奥に宿るものは、強い怒りのような、怯えのようでもあった。
言葉を飲み込むのって苦しい。
我慢して抑え込むのは疲れる。
喉が窮屈で。
息が浅くて。
泣きそうだった。
私たちの間に割って入った向井さんが、息を荒くする麻衣子をなだめるように、肩に手を置いた。
「いくらなんでも盗ったなんて人聞きの悪い……。私たちスタッフは、備品を預かることもありますし!」
なぜ私が青い鳥を持っているのか理解していないのに、向井さんが必死で言い訳をしてくれてる様子を、私は呆然と見つめた。
「こうしてきちんと青い鳥はここにあるんですから、落ち着きましょう!」
「……そうよね、大きな声出してごめんなさい。なんだかちょっとその私、ナーバスになってて……」
向井さんからふっと目を逸らし、麻衣子は俯いた。
「緊張しますよね、二日後ですもんね。大丈夫ですよ、麻衣子さん」
気持ちを落ち着かせるような穏やかな声で、向井さんが言う。
「ごめんね、澪。私、酷いこと言って……」
「う、ううん……」
私は力なく首を振る。
呼吸が浅くしかできなくて、息苦しかった。
「でも……もう、」
言いかけた麻衣子が、私の目をじっと見つめる。
「盗らないでね?」
麻衣子の目の奥に宿るものは、強い怒りのような、怯えのようでもあった。
言葉を飲み込むのって苦しい。
我慢して抑え込むのは疲れる。
喉が窮屈で。
息が浅くて。
泣きそうだった。