昨日の夢の続きを話そう
小屋から出て来たのは、窓越しに見た美しい人物だった。
どうやら男性らしい。声が低い。
呆然とする私のそばまで駆け寄って、その男性は屈むとこちらに手を差し伸べた。
そして、
「いやぁ、びっくりしたよ。どすん! ってすんごい音がしたもんだからさ」
と、苦笑しながら言った。
……人間、だ。
しかも日本語で、けっこう気さくな喋り方。なんだか、見た目の印象と違う。
「す、すみません」
「立てる?」
差し出された手は透き通るくらい白く、指先はとても長くて美しい。
屈むと水色のシャツの胸元から鎖骨がちらりと見えて、軽くカールした茶色くて長めの髪を、無造作に耳にかけた。
色白で鼻が高くて、若干垂れ目。
綺麗、なんて良く使う一般的な形容では全然足りない。
この世のものとは思えないオーラ。
「あの……、大丈夫?」
相手は困ったように首を傾げ、放心している私の顔を覗き込んだ。
これまでに見たことがないくらい容姿端麗な男性をただただ凝視していた私は即座にはっとして、すくっと立ち上がる。
「あっ、た、立てます!」
お尻の埃をテキパキと払うと、自分の手のひらから血が出てることに気づき、バッと後ろ手に隠した。
「あ、あのっ、す、すみませんでした!」
一応、住処なのかなんなのかわからないけど、覗き見しちゃったことを謝罪して踵を返したときだった。
どうやら男性らしい。声が低い。
呆然とする私のそばまで駆け寄って、その男性は屈むとこちらに手を差し伸べた。
そして、
「いやぁ、びっくりしたよ。どすん! ってすんごい音がしたもんだからさ」
と、苦笑しながら言った。
……人間、だ。
しかも日本語で、けっこう気さくな喋り方。なんだか、見た目の印象と違う。
「す、すみません」
「立てる?」
差し出された手は透き通るくらい白く、指先はとても長くて美しい。
屈むと水色のシャツの胸元から鎖骨がちらりと見えて、軽くカールした茶色くて長めの髪を、無造作に耳にかけた。
色白で鼻が高くて、若干垂れ目。
綺麗、なんて良く使う一般的な形容では全然足りない。
この世のものとは思えないオーラ。
「あの……、大丈夫?」
相手は困ったように首を傾げ、放心している私の顔を覗き込んだ。
これまでに見たことがないくらい容姿端麗な男性をただただ凝視していた私は即座にはっとして、すくっと立ち上がる。
「あっ、た、立てます!」
お尻の埃をテキパキと払うと、自分の手のひらから血が出てることに気づき、バッと後ろ手に隠した。
「あ、あのっ、す、すみませんでした!」
一応、住処なのかなんなのかわからないけど、覗き見しちゃったことを謝罪して踵を返したときだった。