昨日の夢の続きを話そう
私は気を紛らわせるために、室内を見回した。
ニスや木の匂いと、窓の外から流れてくる落ち葉を揺らす香ばしい風の匂いが交ざる。
作業台っぽいテーブルといい、背もたれのない丸い椅子といい、なんだか小学校の図工室を彷彿とさせる。
「はい、おしまいです」
仕上げに絆創膏を一枚、傷が塞がるように縦に貼って、相手はにっと口角を上げて微笑むと椅子から立ち上がった。
「あ、ありがとうございました……」
私も立つと、ぺこりと頭を下げる。
相手は造り付けの棚の方を向き、「どういたしまして。名前、聞いてもいい?」ついでみたいに言った。
「澪、です」
「じゃあこれ、澪ちゃんにあげるよ」
振り向いた相手は棚に置いてあったものを取り、私に差し出す。
「え?」
生成り色の封筒だった。
もしも中が、札束だったとしたら。
……って、生々しいたとえでごめんなさい。いや、この状況でお金を貰う展開なんてあり得ないけど、もしも、の話。
お金が入ってるとしたら、百万くらいはありそうな膨らみだった。
「え、っと……」
なんだろう……?
言われるがままに受け取っていいものか逡巡する。
相手はそんな私を察してか、先に封筒の中身を取り出した。
ニスや木の匂いと、窓の外から流れてくる落ち葉を揺らす香ばしい風の匂いが交ざる。
作業台っぽいテーブルといい、背もたれのない丸い椅子といい、なんだか小学校の図工室を彷彿とさせる。
「はい、おしまいです」
仕上げに絆創膏を一枚、傷が塞がるように縦に貼って、相手はにっと口角を上げて微笑むと椅子から立ち上がった。
「あ、ありがとうございました……」
私も立つと、ぺこりと頭を下げる。
相手は造り付けの棚の方を向き、「どういたしまして。名前、聞いてもいい?」ついでみたいに言った。
「澪、です」
「じゃあこれ、澪ちゃんにあげるよ」
振り向いた相手は棚に置いてあったものを取り、私に差し出す。
「え?」
生成り色の封筒だった。
もしも中が、札束だったとしたら。
……って、生々しいたとえでごめんなさい。いや、この状況でお金を貰う展開なんてあり得ないけど、もしも、の話。
お金が入ってるとしたら、百万くらいはありそうな膨らみだった。
「え、っと……」
なんだろう……?
言われるがままに受け取っていいものか逡巡する。
相手はそんな私を察してか、先に封筒の中身を取り出した。