昨日の夢の続きを話そう
今日はあの黒猫は見当たらなかった。
お散歩にでも出かけてるのかしら。
「早速なんだけど、昨日拾った貝殻を使う前提で、いくつかスケッチしてみたんだ」
造り付けの棚からスケッチブックを一冊取り出したルカさんは、ペラペラとページを捲った。
「あくまでも、こういうのはどうかなっていう参考にしてもらえれば」
言いながら、ぱっと開いたページに描かれていたのは、ベージュ色のボードに波模様を象ったレースと貝殻があしらわれている、ウエルカムボードのラフスケッチだった。
色鉛筆の優しい色合いが、とてもナチュラルで素敵。
「うわぁ……」
思わず溜め息が漏れ、両手で口元を覆う。
なんだか漠然と思い描いていた、麻衣子が好きそうなテイストにぴったり。
初めて会ったときに頂いたワックスバーもかなり可愛かったし、ルカさん、センス良すぎ。
「これ、とっても可愛くて素敵です」
「ほんと? 気に入ってもらえた?」
「はい、すっごく!」
隣に立つルカさんに、私は大きく頷いた。
「良かった! じゃあ、早速作業に入ろう」
ルカさんは腕まくりをして、小屋に入って左奥の、給湯室のような狭いスペースにスタスタ向かう。
足元に、半透明のバケツが置かれていて、なかでは巻貝がいくつか水に浸っている。
「ハイターの臭いがするでしょ?」
腰を屈めて覗き込んでいた私に、ルカさんが言った。
「あ、そういえば……」
「つけ置きして、潮の匂いを消す効果があるんだ。これを水道水で洗うよ」
「はい」
すごい、なにからなにまで先回りしてくれてる……。
私が率先してやらなきゃと思って、バケツを持ち上げる。
お散歩にでも出かけてるのかしら。
「早速なんだけど、昨日拾った貝殻を使う前提で、いくつかスケッチしてみたんだ」
造り付けの棚からスケッチブックを一冊取り出したルカさんは、ペラペラとページを捲った。
「あくまでも、こういうのはどうかなっていう参考にしてもらえれば」
言いながら、ぱっと開いたページに描かれていたのは、ベージュ色のボードに波模様を象ったレースと貝殻があしらわれている、ウエルカムボードのラフスケッチだった。
色鉛筆の優しい色合いが、とてもナチュラルで素敵。
「うわぁ……」
思わず溜め息が漏れ、両手で口元を覆う。
なんだか漠然と思い描いていた、麻衣子が好きそうなテイストにぴったり。
初めて会ったときに頂いたワックスバーもかなり可愛かったし、ルカさん、センス良すぎ。
「これ、とっても可愛くて素敵です」
「ほんと? 気に入ってもらえた?」
「はい、すっごく!」
隣に立つルカさんに、私は大きく頷いた。
「良かった! じゃあ、早速作業に入ろう」
ルカさんは腕まくりをして、小屋に入って左奥の、給湯室のような狭いスペースにスタスタ向かう。
足元に、半透明のバケツが置かれていて、なかでは巻貝がいくつか水に浸っている。
「ハイターの臭いがするでしょ?」
腰を屈めて覗き込んでいた私に、ルカさんが言った。
「あ、そういえば……」
「つけ置きして、潮の匂いを消す効果があるんだ。これを水道水で洗うよ」
「はい」
すごい、なにからなにまで先回りしてくれてる……。
私が率先してやらなきゃと思って、バケツを持ち上げる。