男性恐怖症なんて関係ない!?
「おい!聞こえるか?」
さっきまだあった反応なんてこれっぽっちもない……。
周りは何が起きたかと大パニック
「璃々ちゃん大丈夫??
ね?璃々ちゃん?」
大パニック中の晴輝と大空。
そんなにか1人だけ冷静なやつもいる…
「蓮!裏山さんってもしかして…」
「あぁ。」
こいつは元カノのことも知ってた今それを思い出してはっしたんだろう…!
のんきに解説してる場合じゃない…。
見るからに前とはあきらかに違う様子の裏山
陽向に裏山を預けて悪いと思いつつあいつのカバンの中身を探る…
………。
「…あった…。」
こう見えて俺の親父は医者だ…
薬くらい見れば何かわかる…。
前回のは精神安定剤。
今見つけたのは精神安定剤とは別に…。
まさかの発作を抑える薬だった…
まさかここまで酷いとは思ってもいなかった…
すぐさまその薬を持ってあいつの元へ駆け寄る…
あいつらが驚くとか驚かないとかどーでもいい。
「璃々??
聞こえるか?どこが痛い?言える?ゆっくり深呼吸してみ?大丈夫だから何もしないな?みんななーんもしない。」
あたかも子供をあやすような言い方…
今はこれがちょうどいい。
「大丈夫誰もどこにもいかない…な?
大丈夫だから」
どれだけ声をかけても治まる気配はない…しかないと思い裏山の口に無理やり薬を詰め込む
それを見た陽向は察したのか?
「蓮?任せていい?
早めの休憩とろう?」
いつみなく冷静だった。