溺愛プリンス~秘密のフィアンセ~
「…ルカ、どうしてお前がここに?」
仕事のため、日本に一時帰国していたルカだったが、また、とんぼ返りでフランスに帰っていたはずのルカ。
それがなぜ、今ここにいるのか?
「…美々を、フランスに連れていこうと思って来た」
唐突なルカの言葉に、私もルイも、ただただ驚く。
「…突然何を言い出すんですか、ルカさん」
「…突然じゃないよ。美々がパティシエになったと聞いてから、ずっと、こっちで、腕に磨きをかけれるようにと思って、有名なパティシエに声をかけてたんだ」
そう言うと、ルカは、私に書類の入った茶封筒を手渡す。
封筒には、フランスでも有名な洋菓子専門店の名前が。
「…これは」
「…日本に来日する機会があって、RoseJardinに客として来てるんだよ。ここのパティシエが。美々の作品を大層気に入って、是非うちの店で働いてほしいって」
私は困惑し、ルイに目をやった。
パティシエなら、この店のことはよく知ってる。憧れさえある有名店だ。
だが、突然こんなことを言われても、返答に困る。
「…ルカ、お前、どこで美々と知り合った?どうして美々に近づいた?」
ルイの言葉は最もだった。
子供の頃、あの家にいたのはルイで。
それなのに、ルカが私のことを知ってるなんて。おかしい。
仕事のため、日本に一時帰国していたルカだったが、また、とんぼ返りでフランスに帰っていたはずのルカ。
それがなぜ、今ここにいるのか?
「…美々を、フランスに連れていこうと思って来た」
唐突なルカの言葉に、私もルイも、ただただ驚く。
「…突然何を言い出すんですか、ルカさん」
「…突然じゃないよ。美々がパティシエになったと聞いてから、ずっと、こっちで、腕に磨きをかけれるようにと思って、有名なパティシエに声をかけてたんだ」
そう言うと、ルカは、私に書類の入った茶封筒を手渡す。
封筒には、フランスでも有名な洋菓子専門店の名前が。
「…これは」
「…日本に来日する機会があって、RoseJardinに客として来てるんだよ。ここのパティシエが。美々の作品を大層気に入って、是非うちの店で働いてほしいって」
私は困惑し、ルイに目をやった。
パティシエなら、この店のことはよく知ってる。憧れさえある有名店だ。
だが、突然こんなことを言われても、返答に困る。
「…ルカ、お前、どこで美々と知り合った?どうして美々に近づいた?」
ルイの言葉は最もだった。
子供の頃、あの家にいたのはルイで。
それなのに、ルカが私のことを知ってるなんて。おかしい。