溺愛プリンス~秘密のフィアンセ~
「…美々ちゃん、今日のところはそろそろ終わろうか?仕事した後で、疲れてるだろ?」
楓の言葉にハッとして、時計に目をやると深夜0時を回っていた。
「…あ、ごめんなさい、つい夢中になってしまって」
焦る私を見て、楓はクスクス笑う。
「…本当に、お菓子作りが好きなんだね。そんなところはお父さんにそっくりだ」
「…あーもぅ、お恥ずかしい」
「…そんな事ないよ。ここのシェフが、美々ちゃんに惚れただけの事はある。デザート作り、楽しみだ」
そう言って微笑む楓に、私も笑顔で頷いた。
「…何種類か、デザート考えてみますので、意見やアドバイスお願いします」
私の言葉に、楓は頷いて、優しく私の頭を撫でた。
「…楽しみにしてるよ。そうだ、もう、こんな時間だし、送るよ。女の子の独り歩きは危ないからね」
「…でも、私、自転車通勤で」
「…じゃあ、それも一緒に」
楓の言葉に驚く。
仕事柄、材料を自分で運んだり、弟子を乗せたりすることもあるから、ワンボックスカーに乗ってるらしく、折り畳み式の私の自転車なんて、簡単に乗せてくれた。
「…ありがとうございました。助かりました」
「…いやいや、これから色々宜しくね」
「…はい、こちらこそ、宜しくお願いします」
「…それじゃあ、おやすみ」
「…おやすみなさい」
楓の言葉にハッとして、時計に目をやると深夜0時を回っていた。
「…あ、ごめんなさい、つい夢中になってしまって」
焦る私を見て、楓はクスクス笑う。
「…本当に、お菓子作りが好きなんだね。そんなところはお父さんにそっくりだ」
「…あーもぅ、お恥ずかしい」
「…そんな事ないよ。ここのシェフが、美々ちゃんに惚れただけの事はある。デザート作り、楽しみだ」
そう言って微笑む楓に、私も笑顔で頷いた。
「…何種類か、デザート考えてみますので、意見やアドバイスお願いします」
私の言葉に、楓は頷いて、優しく私の頭を撫でた。
「…楽しみにしてるよ。そうだ、もう、こんな時間だし、送るよ。女の子の独り歩きは危ないからね」
「…でも、私、自転車通勤で」
「…じゃあ、それも一緒に」
楓の言葉に驚く。
仕事柄、材料を自分で運んだり、弟子を乗せたりすることもあるから、ワンボックスカーに乗ってるらしく、折り畳み式の私の自転車なんて、簡単に乗せてくれた。
「…ありがとうございました。助かりました」
「…いやいや、これから色々宜しくね」
「…はい、こちらこそ、宜しくお願いします」
「…それじゃあ、おやすみ」
「…おやすみなさい」