忘れられた未来

またもや学校の帰り道。

昨日仕事が入ってくれたおかげで、武勇伝的に『いつもはあれがこれでみたいなことしてます。』と語らずにすんだなぁとか思います。


そしていつもの如く、『Datura』を目掛けてダッシュ。


入るなり李さんにまた注意され、いざ奥へ。

やっぱあれ怒られてるんじゃないよ。

注意だよ。

うん。

自分に言い聞かせて2階に辿り着きましたとさ。


「こんにちは。凜藤さん。はやかったですね。」


「よっ!沙夢里。」


真田さんと有紗さんがまた出迎えてくれた。


「押忍ッ!てかまだ私達だけなんですか?」


ガタッ!


1番奥の机の下からニョッキっと出て来た。


ニョッキとは言ってみたけど水城さんだった。

「……。」


完全に痛い視線。

気がつかなくてすみませんでした。


「どうも〜み、水城さん。」


やっべ、噛んだ。

「………。」


また机の下に戻って行った。
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