年上のアナタと大人の恋ができたなら
その日の夜柚樹から電話がかかってきた
桐生さんと会ってからというものちょくちょく電話をかけてくる
本気で私と桐生さんをくっつけたいみたいだ
<で、明後日会うことにしたんだ>
「会うって商品渡すだけだよ?」
<でも専務のほうが直接会いたいって言ってきたんでしょ?>
「そうだけど深いイミはないと思うよ」
<きっと美月に会いたかったんだと思うな>
「まさか」
<専務ってねあの顔だから女性にモテるらしいけど
不思議と恋人の噂は聞いたことないのよく言い寄られてはいるけど
それって多分専務が持っているものに興味があるからよ>
「持っているもの?」
<専務は現社長の息子なの、
だからお金や未来の社長夫人を狙っているんじゃないかってこと>
「役職についてるって大変なのね」
<見た目で言い寄られることにうんざりしてるみたいだよ
自分という人間を見てくれないって本人にとっては嫌なものでしょ?>
私は人に言わせるとモテる部類に入るらしい
そのため一目ぼれと言われ付き合いはじめることが殆どだが
いざ付き合い始めると思っていたのと違うと振られる
なのでそれ以降一目ぼれという言葉は信用しないようにしている
見た目で見られることがどれだけ嫌なモノなのか散々思い知っているから
<私専務と直接話したこともあるから言うけど専務はホントに魅力的な人だよ
明後日会ったら話してみたら?美月にも専務の良さが分ると思うな>
「うん・・・」