年上のアナタと大人の恋ができたなら
「・・・」
「でも年を重ねるごとにそれを口にすることが無くなってきたんです
家族の前でもそれを言うことは無くなりました
なので私たちは安心してたんですけどでも心の中に残ってたんですね
高校卒業後東京に行きたいって言われたときに
”代わりたい”って言われて分ったんです
その時の美月は表情が硬かったけどそれがあの子の精一杯だったんでしょう
それが今年正月に帰ってきた時のあの子は驚くくらい表情が柔らかくなっていた
聞くと大好きな人がいるって」大好きという言葉に顔が赤くなる
「嬉しそうに貴方の事を話す美月を見ていて思ったんです
私たちはあの子が東京に行くことを反対しました
でもあんな美月を見てしまったら東京に行かせて良かったって
今は思えたんです」
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昨夜は夜遅くまで話が続き寝についたのは
もう少しで日付が変わろうとしていた
翌朝起きてくると既にお父さんとお母さんはペンションの方へ
お兄ちゃんもお店があるので帰っていったあとだった
キッチンで朝食を作っていると
「お早う」と言いながら駿介さんが現れた
「お早うございます、顔洗ってきてください
その間に朝食用意しておきますから
タオルは棚にあるのを使ってください
ハブラシも新しいのを置いてありますから」
「ありがとう、じゃちょっと行ってくる」
とバスルームに向かう彼を見ていて思った
もし一緒に暮らし始めればこれが日常になるんだ
そう思うと顔がアツくなるようだった