年上のアナタと大人の恋ができたなら
「桐生さん!?」
「一目ぼれしたのはホントだよ、確かにキミの外見には惹かれた
でも好きになったのはそれだけじゃないんだ
俺はキミと一緒にいると本当の自分を出すことができる」
「本当の自分?」
「専務で仕事もバリバリできてイケメン、なんてずっと言われ続けてきた
でもホントは専務という役職にいつもプレッシャーを感じてるし
仕事だって全然バリバリじゃない、まわりに期待されるほどじゃないんだ
言い寄ってくるオンナたちは俺の持っているモノにしか興味がないし
俺という人間を見てくれない人達だらけの中で息苦しさを感じたことも少なくないだから俺は必要最低限の付き合いしかしてこなかった
そんなときキミに出会って感じた
初対面のキミの何に感じたのか上手く言えないけどキミの前では自然でいられた
専務とか肩書き抜きで家族以外で素で接することができたのはキミだけだった
キミと話すたび、会うたび、どんどん癒されて惹かれていくのを感じた
俺はキミが好きだ
これからもずっと一緒にいたい、ずっと俺の隣にいてくれないか?」
「私で良いんですか?」
「美月ちゃんが良いんだ」
そう言うとどちらからともなく唇を重ねた
観覧車はとうにてっぺんを過ぎていたけど私の思いはカレに伝わった
観覧車が下に着くまでのあいだ私たちは何度もキス繰り返した