年上のアナタと大人の恋ができたなら
「順調みたいね、どう桐生さんとは上手くいってる?」
「彼が大人だからか、ほどよい年の差がいいのか分らないけど
不思議と上手くいってます
今までは同い年だろうが年上だろうが全然上手くいかなかったのに」
「2人は似てるのねきっと」
「そうですか?」
「そうよアナタたちはお似合いだわ
美月ちゃんは良い人と巡り合えたのね」
「はい」私は改めてそう思った
あの日コーヒーショップに行かなかったら彼には会えていなかった
ただの他人ですれ違っていただけかもしれない
そう考えると出会いって不思議だ
今までは合コンに行ったりして無理やり出会いを作ったけど
そういうのって無理に作ってもダメなんだ
あの時彼から声をかけられなかったら言葉も交わさず別れていた
小百合さんの言うとおり良い人と巡り合えたんだな
そう思いこの出会いを大切にしたいと再度確認した
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年が明け少し経ったころお店に柘植さんがやってきた
彼に合うのも久しぶりだ
お店に入ってきた柘植さんは無精ひげが生えていて
まるで山奥にでも行ってたような姿になっていた
「やあ久しぶり」
「こんにちはいらっしゃいませ」
「お店混んでるね」
「柘植さんの写真のおかげです」
「正確には雑誌のおかげだろう?」
「でも写真の影響も大きいですよ
文章だけではお店の宣伝しきれないですからね」
「ところで今日仕事終わったあとで会えないかな?」
「今日は早番なので18時には上がれますけど」
「じゃあ18時にそこのコーヒーショップでいいかな?
待ってるから」