副社長と秘密の溺愛オフィス
「えっ……」
思わぬところで彼女の本心を知ることになり、思わず動揺する。辞めたいほど俺の傍にいるのが苦痛だったのか?
そんな素振りなかったはずだが。
わずかに動揺してしまったが、もしたとえそうだとしても、俺は明日香を逃がすつもりはない。
どうやら明日香は俺の秘書を辞めて、税理士である黒田の独立開業を手伝いそこで働くつもりだったらしい。
しかしこんなことぐらいで、諦めるなんてできない。
「あのときはそう思っていた。けれど今は、どんなことをしても傍にいたいから」
これは俺の本心だ。事故に遭ったとき大きな衝撃の中で彼女のことだけを思った。周りがどうとか考えずに、さっさと自分のものにしておけばよかったと思った。
あんな後悔はもう二度としたくない。
たとえ彼女が俺から離れたいと思っていたとしても、俺は彼女を手放すつもりはない。彼女を幸せにしたい。心からそう思っているから。体が入れ替わっても、その気持ちは変わらない。それどころか女の非力な体になったというのに、庇護欲が強まった気がする。
黒田がまっすぐな目で俺を見つめている。その目には幼馴染みや、仕事仲間としての気持ち以外のものが含まれているのに気が付く。それは、同じ女に思いを寄せる男の勘だった。
思わぬところで彼女の本心を知ることになり、思わず動揺する。辞めたいほど俺の傍にいるのが苦痛だったのか?
そんな素振りなかったはずだが。
わずかに動揺してしまったが、もしたとえそうだとしても、俺は明日香を逃がすつもりはない。
どうやら明日香は俺の秘書を辞めて、税理士である黒田の独立開業を手伝いそこで働くつもりだったらしい。
しかしこんなことぐらいで、諦めるなんてできない。
「あのときはそう思っていた。けれど今は、どんなことをしても傍にいたいから」
これは俺の本心だ。事故に遭ったとき大きな衝撃の中で彼女のことだけを思った。周りがどうとか考えずに、さっさと自分のものにしておけばよかったと思った。
あんな後悔はもう二度としたくない。
たとえ彼女が俺から離れたいと思っていたとしても、俺は彼女を手放すつもりはない。彼女を幸せにしたい。心からそう思っているから。体が入れ替わっても、その気持ちは変わらない。それどころか女の非力な体になったというのに、庇護欲が強まった気がする。
黒田がまっすぐな目で俺を見つめている。その目には幼馴染みや、仕事仲間としての気持ち以外のものが含まれているのに気が付く。それは、同じ女に思いを寄せる男の勘だった。