初恋は、許されない恋でした。
ピーッ

始まりましたバレーです!


晴瑠「美鈴、頑張ろーね。」

『…うんっ』

って言っても目に行くのは麻生くんばっかり。
2組男子対3組男子。
目に付くのは麻生くんだけ。
かっこいいなぁ。麻生くんってしっかりやるタイプなんだ。

意外……。

晴瑠「美鈴!王子様のことばっか見ないの。」

『う、はーい。』

ボールが私の方へ放たれた。
よし、受け取ろうっ


晴瑠「美鈴!」

『任せて!』


パシッ

よしっ上手く上がった……!
嬉しいね綺麗に上がると……!!


晴瑠「やっぱ美鈴上手い!!」

『いえーい!』





グラッ

やばい……っ

晴瑠「美鈴?!」



バタンーーーーッ


晴瑠「美鈴……?美鈴!美鈴!」

遠のく意識の中、晴瑠の焦る声が聞こえる。

……なんか申し訳ないなぁ……


そんなことを考えて、私の意識は次第に薄くなっていった
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