眠らせ森の恋
「いいから、ゆっくり支度しろ。
 今日の朝食は俺が用意してやる」
と出て行こうとすると、

「ええっ? そんなっ。

 いいですよっ。
 申し訳ないっ」
とつぐみが後ろから叫んできた。

 どっちかと言うと、夜相手しないことを申し訳ないと思って欲しいんだが、と思いながら、

「別にいい。
 お前が来るまでは自分でやってたんだから」
と言い、部屋を出た。








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