眠らせ森の恋
「これほどのラブラブカップルもなかなか居ないと思うが」
とよくわからないことを西和田は呟いていた。

「ところで、お前、セーター、社長に編んでたのか?」
と問われ、

「他の誰に編むって言うんですか。
 あっ、西和田さんもどうですか? 二枚目なら上手く行くかもしれません」
と言って、

「お前、一枚目の上手くないのを社長に渡すとかどうなんだ」
と言われてしまう。

「でも、社長を後回しにするのも変ですしね。
 ああ、でも、西和田さん、私からもらうと不気味ですよね」
とさっきの話を思い起こして言うと、西和田は、

「いや……とりあえず、嬉しいが」
と戸惑うように言ったあとで、

「……まあ、ぼちぼち上手く出来そうだからな」
と何故かその理由をとってつけたように言ってきた。

「社長はあれじゃないのか?
 セーターの方は別の誰かにやると思って機嫌が悪いんじゃないのか?」
と西和田は言う。
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