Darkest White
………--ーー---

「ん…。」

わたしが妙に痛い肩の位置をずらそうと寝返りを打ったら…


落下した。


そこでわたしは初めて覚醒した。

極めて肌さわりの悪いざらつきのあるものが腕に触れている。

不愉快だ。

鼻を掠めるのは、爽やかなラベンダーの香り。

そして何故だかとてつもなく重い瞼をゆっくりと持ち上げた。


………ここは…?


同じ向きで横になっていたからか、鈍い痛みを伴う首をさすりながら、私はどうにか自分を落ち着かせようと浅く息を吸った。

口の周りがどうしてかヒリヒリしている。

まるでなにかすごい圧力で口元を押さえられていたかのよう、な…


「あああ!!」


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