明くる日は。
数日後。今日は弟の命日だ。
母が僕に言ってきた。
「優太…一人で大丈夫かしら。
あの子、本当にあなたのことが好きだったから…。」
「優太ならもう大丈夫だよ。」
僕は弟から貰ったブックマークを握りしめ、こう言った。
優太は…幸せだったんだろうか。
この花のせいで不幸にあってしまったけど…。
僕との生活は。
こんな最期で。
幸せだったんだろうか。
この花は、優太に幸せを招いたのだろうか。
僕にはわからない。知る由もない。
最後に優太の写真を見て、僕はこう言った。
「ありがとう。」
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