きみの隣で愛を誓わせて。


ふわりふわりと舞うそれは、


色とりどりの、


花びら。





「────あの時…」


「え?何?」


大和が私に不思議そうに首を傾げる。


「何でもないよ!」

首をふりふりと横に振って、大和に笑いかける。



そのひらひら舞い上がっては、落ちていく花びらは、


あの時、狐に差し出された切符のようだった。
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