溺愛同棲~イケメン社長に一途に愛される毎日です~
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「おばさん、どうしたの? もしかしてきもちわるいの?」
「え? あ、大丈夫よ?」
「ホント? きもちわるかったら、椿、かんごしさんよんでくるけど」
「ありがとう。本当に大丈夫よ。それより、あなたは椿ちゃんというの?」
「うん。雪代椿。おばさんは?」
「百合子よ」
「ゆりこおばさんはおみまい? それともおばさんがびょーきなの?」
「私が病気なの。椿ちゃんは?」
「お母さんがびょーきなの。もう半年くらいにゅーいんしてる。早くいっしょにかえりたいのに。まだまだかかりそうなの」
「そうなの・・。それは悲しいわね」
「おばさんは? まだここにいそう?」
「そうね・・もう少しかかりそう、かな。ちょっとよくわからないわ」
「じゃあ、椿、お母さんのおみまいに来たとき、おばさんにも会いにくる」
「まあっ! 本当?」
「ホントだよ。ウソなんか言わないって」
「うれしいわ! 約束よ?」
「うん! やくそくね!」
第5章 シンデレラの見る夢 終わり