幸せの晴れ


そして、もう1件は晴也から。


『陽菜ちゃん、元気?

どうして学校辞めちゃったの?

とりあえずメールでもいいから連絡下さい。

待ってます。』


久しぶりに晴也の声が聞けて嬉しい反面、切なくなった。


晴也に会いたい…。


…でも会えない。


家に帰ると清水さんはもう来ていて、

私の為にと夜食を用意してくれていた。


「陽菜ちゃん?どうしたの?

何か今日はボーッとしてるね。」

「そうかな…?」


清水さんと並んでソファーに座り話をしていても、

ふと晴也の事を考えてしまう。


考えたってどうにもならない事ぐらいわかってるのに…。
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