幸せの晴れ


全ての買い物を終え、お昼は和食のお店で済ませた。


その後はマンションに戻り、2人共ソファーでくつろいでいた。


久しぶりに沢山の人で賑わう街で買い物をし少し疲れてしまった。


清水さんも日頃の忙しさで、気付けばスースーと寝息を立てていた。


薄手の毛布をそっとかけてあげて、私もその隣でいつしか眠ってしまった。


目が覚めると美味しそうな匂いがする。


キッチンの方に目をやると、


「陽菜ちゃん、おはよう。」


清水さんが何か料理を作っている。


「何作ってるの?すごくいい匂いがする。」
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