幸せの晴れ


その日の夜、日付が変わる頃清水さんは自宅へと帰って行った。


私が眠りについて30分後。


「…フン…フェ…」


晴陽が泣きそうになっている。


眠い目を擦りながら時計を見ると午前1時。


お腹がすいたのだろう。


ベビーベッドから晴陽を抱き上げ、自分のベッドに腰を下ろし授乳をする。


お腹いっぱい飲んだ晴陽はそのまままた眠ってくれた。


夜中の授乳は、最初慣れていなくて辛かった。


けれど、入院していた1週間ですっかり慣れてしまった。


おむつの交換も初めはぎこちなかったけど、今ではパパッとかえる事が出来る。
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