幸せの晴れ


掃除機をかけ、洗濯物を干し終わった頃、


「陽菜ちゃん、晴陽寝たよ。」


小声で話す清水さんに抱かれ晴陽は眠りについていた。


「じゃあベッドに寝かせてくるね。」


清水さんから晴陽を受け取り、私達の部屋に連れて行く。


今日も沢山遊んでスヤスヤ眠っていた。


リビングに戻ると、清水さんはソファーにゆったりと座っていた。


「はい、お疲れ様。」


冷蔵庫から取り出したキンキンに冷えたビールを差し出す。


「あー、ありがとう。」


おつまみになるような物をお皿に乗せテーブルに置く。


私も清水さんの横に腰を下ろした。
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