幸せの晴れ
「うん、すいたー。」
「じゃあ、先にご飯行こうか?」
「そうだね。」
晴陽は瑞穂ちゃんにベッタリで、2人は手を繋いで歩いていた。
ファミレスに入り注文を済ませ、私達は話に花が咲く。
「仕事はいつまで続けるの?」
アイスティーを掻き混ぜながら私がたずねる。
「ギリギリまで働くつもり。」
「そうなんだ。」
瑞穂ちゃんは小さな建設会社の事務として働いている。
「みずちゃん、きょうにぃちゃんは?」
「にぃちゃんはね、お仕事だよ。
はるに会いたいなって言ってた。」
「ぼくもにぃちゃんと遊びたい。」