人面瘡
どれだけの出血を伴うかわからないのだから。


「もう、どうすればいいかわからない」


「アズサ、大丈夫だから。とにかく教室から出よう」


雄生に体を支えられるようにして、あたしはようやく立ち上がる事が出来たのだった。
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