この想いどうすればいいの?



わぁ・・・!



すごくキレイな人



言葉では言い表せない程に、顔が整っている。



「こ、の子が誠の彼女・・・?」



「そう。だからさ・・・わ、別れよ・・・っ」



男の人は、俯いて、ゆっくりと、彼女さんにそう告げる。



男の人は、下を向いているから、表情までは分からないけど、声が震えているから、泣きそうなんだと思う。



「そ、か・・・確かに、私より全然可愛いし、いい子そうだねっ!ずっと付きまとっちゃって、ごめんね・・・!」



一気にまくし立てた女の人の声は、最後らへんには震えていた。



「っあ!私用事思い出した!帰るから、後は2人でごゆっくりっ!え、とねじゃあね・・・」



そう言った女の人の目には、今にも零れ落ちそうな涙が溜まっていた。



「・・・」



残された男の人は、数秒だけ俯いていたけど、すぐに顔を上げた。
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