極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~


ちょっとからかったとでも言ってくれた方が、こっちも少し怒って話を流せるのに、慶太さんは容赦ない。

抱き締めたまま「のどか、聞いて」と言い、腕を緩める。

抱き寄せた身体を離して見られたくない顔をまた見られてしまうと、もう観念するしか術はなかった。


「これから先、俺はあなたを可愛がって甘やかして、溺愛する」

「…………」

「俺の持っているもの全てをあなたに捧げるし、欲しいものは何でも与える」

「慶太、さん……」

「これまで感じてきた寂しさも、全部埋められるように、生涯寄り添う。だから、受け入れてほしい」


真剣な眼差しで私を見つめる慶太さんの綺麗な顔に、赤い顔を隠すことも忘れて見入っていた。

それと同時に、次々と疑問が湧き起こる。


これまで感じてきた寂しさ、って……?

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