極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~


「お疲れ様です。今日は、皆さんに新しい仲間を紹介します」


慶太さんがこちらに顔を向け、頷き目で合図をする。

それを受け頭を下げ、慶太さんの横に向かう。

元々あまり、大勢の人の前に立って注目を浴びるのは得意ではない。

一斉に視線が集まり、募っていた緊張が最高潮に達していた。


「ウエディングプランナーの、柏のどかと申します」


考えたら、自己紹介なんて何を話せばいいのだろう。
そう焦った矢先、慶太さんが「柏さんは――」と話を繋いでくれる。


「知っている者もいるかと思いますが、Jo House Weddingのウエディングプランナーです。城社長とは個人的に私が親交があり、彼女のウエディングへの信念には非常に興味深いものがあると思い続けてきました。うちにはない、ウエディングを知ってらっしゃる――」


慶太さんの言葉に、プランナーたちは真剣な眼差しを向け、話に聞き入っている。

その様子を目に、高まっていた緊張が少しづつ落ち着いていくのを感じていた。

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