極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
「柏さんっ! 一体どうするんですか?!」
谷口様がお帰りになるのを見送ると、長谷川さんは声を大に私に食いついた。
二人を前に言えずに溜めていたものが溢れ出した、そんな様子だ。
「口を挟んでしまって、ごめんなさい」
「いえ、それは全然構わないです! でも、あんな約束してしまって、大丈夫なんですか?!」
空気に呑まれて、口から出まかせを言ったつもりはない。
頭に浮かんだ案があり、それを式で行うことができれば、二人がまた絆を深められるのではないかと思ったのだ。
「いい演出が思い浮かんだんです。それを実現できれば、きっと……。長谷川さん、今日の仕事後って、お時間作れますか? 私、これから自分の職場で打ち合わせのお客様が入っていて」