極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
「あのっ、そういうこと、気軽に言われるの、私っ――」
「本当のことだから気軽に言ってしまうんだけど」
私の言葉を遮るようにして否定するようなことを言った慶太さんは、勝ち誇ったように口角を上げる。
完璧に困ってしまい、赤面した顔を俯けた。
「そんなことは……そういうこと、言われたことないですから……」
今まで生きてきて、男性から綺麗だとか可愛いだとか、女性なら喜んでしまうような言葉を掛けられたことはなかった。
だから、お世辞にしても、こうして甘い言葉を掛けられるのは落ち着かない。
どんな顔をすればいいのかすらよくわからなくてなっしまうのだ。
「それが本当なら、のどかの周りにいた男はみんな見る目がなかった……ってことになるね」