極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
「慶太さんって、私の心の中を読めているみたいです……私の掛けてもらいたい言葉を掛けてくれる」
「それはしょうがないね、のどかのことが好きなんだから」
こういう言葉をサラリと言ってしまうから、こっちは心臓がいくつあっても足りない。
決して狙って言っている風ではない慶太さんは、こっちのドキドキを知ってか知らずか視線を落とす私の顔を覗き込んでくる。
つい照れて「見ないでください!」と言うと、フッと笑われてしまった。
スマホで検索した情報によると、熱海城からの眺めは熱海一の眺望だと口コミが多く寄せられていた。
「上まで行ってみようか」という慶太さんの言葉に頷き、六階のパノラマ展望天守閣まで足を運ぶ。
眼前に広がった景色に、思わず「うわぁ……」と感動の声を上げていた。