極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~



熱海城からの絶景を堪能したあと、車を出した慶太さんが連れて行ってくれた先は、断崖に造られた絶景カフェだった。

色とりどりの薔薇が咲き乱れる西洋風ガーデンの可愛い入り口を抜けると、煉瓦造りの階段が下るように続く。

その先には断崖からせり出すような形で店舗となっていて、中に入るとガラス張りの店内が広がった。

「いらっしゃいませ」と迎えてくれた黒服の男性は、店内奥の席へと案内してくれる。

通された席は、海を望む窓側に面したソファ席だった。

ガラス窓に向かって並んだグレイッシュブラウンのベルベットソファは、英国を思わせるクラシックなものでいい雰囲気を出している。

黒服の男性が革表紙のメニューを置き、頭を下げて去っていった。

メニューを見るより目の前に広がる広大な相模湾に釘付けになっていると、慶太さんが「何にする?」とメニューを差し出してくる。

重厚な表紙を開くと、中には目を奪われる様々な料理やスイーツ、ドリンクが並んでいた。

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