極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
慶太さんほどの人が、そんな自信のないことを思っていたなんて考えてもみなかった。
私が書いて渡してくるのを、疑うことなく堂々と待っているものとばかり思っていたのに。
「慶太さんがそんなこと言うなんて、意外です……自信満々で、待っていると思ってたから……」
私からの返答に、慶太さんは目尻を下げて「そんなことない」と言う。
その返事を裏付けるように、慶太さんの表情にいつもの余裕さは見られなかった。
「のどかのことになると、普段通りの自分じゃいられなくなる」
慶太さんはぎゅっと腕に力を込め、きつく私を抱き締める。
それはまるで私の存在を確かめるようで、思わず自分からも腕を回した。
「好きになりすぎて、おかしくなったみたいだ」
耳元で自嘲気味に息を漏らす慶太さんに、自分の感情がコントロールできなくなる。
気持ちをストレートにぶつけてきてくれる慶太さんの姿は、私の感情を大きく揺さぶった。