極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~



ふわふわと髪を撫でられる感触に、重い瞼を持ち上げる。

ぼやける視界が次第に晴れていくと、そこには微笑を浮かべ、じっと私の顔を見つめる慶太さんの綺麗な顔が間近にあった。


「おはよう」

「わっ……お、おはようございます」


軽く身を引いた瞬間、ツキンと微かな頭痛に襲われる。

額を押さえると、慶太さんは「大丈夫?」と肘を立て上体を起こした。


「少し、飲みすぎたみたいです……」


答えながら、自分の姿にハッとする。

身じろぎした拍子にひんやりすると思えば、シーツの下の身体は危ういまま。

咄嗟に胸の前で腕をクロスさせて身体を抱き締める。

もじっと太腿を擦り合わせると、ショーツは身に付けているのが確認できた。

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