極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~


颯爽とした足取りで入り口ドアへと向かう神原さんに続きながら、ガラス張りの店内に力一杯動揺する。

並んだマネキンが身に付けているのは、色とりどりのセクシーなランジェリー。

こんなランジェリー専門で路面店を持つようなお店で、今まで下着なんて見たことがない。

というか、何故ここに?!


「あのっ、神原さん、ここには、なぜ」

「めくるめく結婚初夜のための、準備でございます」

「え……えぇ?!」


店内へと足を進めながら、神原さんは至って普通に、いつもの真面目顔で“めくるめく”なんて、そんなことを言い放つ。

なんの躊躇いも恥じらいもない様子に、私の方があたふたしてしまい、思いっきり挙動不審で広い店内を見回した。

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