極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
「あの、そう言われましても、私」
「先日のご旅行では、一線を越えるまでに至らなかったと伺いました」
「えっ! な、なんでそんなことを」
「社長から聞き出しました」
当たり前のことのように神原さんは答えながら、片っ端からランジェリーを手に取っていく。
その表情が全くブレずビジネスの顔で、横から口を挟めなくなってしまった。
まさかそんな情報が神原さんの耳に入ってたと思いもしなかった私は、一気に赤面してしまう。
「そういうわけで、私の方でも来たるべき日のためのお手伝いをさせていただきます」
き、来たるべき日って……。
「……こういった清楚なタイプと、セクシーなものなら、のどか様はどちらがお好みでしょうか」
「えっ、そう、ですね……」
「やはり、初夜を飾るのは、こういった純白のレースの甘めなものが――」
そこからは、神原さんの目についたものをごっそり試着する羽目になり、ショップの店員さんにボディサイズも測ってもらったりもした。