極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
「ご苦労様です、またお願いします〜!」
開け放ったバンケットルームには、明日行われる披露宴のために運び込まれた大量の生花。
花の甘く爽やかな香りに包まれ、気分良く深呼吸する。
「よし……」
伝票を見ながら発注のチェックを始めると、バンケットルーム備え付けの内線電話が鳴り始めた。
「はい、どうかした?」
『あ、のどかさん、お客様がいらしてて、園咲様という方が』
「えっ……」
慶太さん……?
『お急ぎということなのですが、お通ししても……?』
「あ、うん、大丈夫、お通しして」
事前の連絡もなしに会いに来るなんて、今までなかったこと。
それに、急いでいるとは、何かあったのだろうか……?
手にしていた伝票を置き、ガーデンに続く開け放った扉に近付く。
そこに現れた姿に目を見開いてしまった。