極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
「ゆ、悠太さん……?!」
“園咲”と知らされて、てっきり慶太さんだと思っていた。
だけど、そこに姿を見せたのはいつも見るスーツ姿の悠太さん。
悠太さんも園咲だけど、まさかここにやって来るなんて思いもしないし……。
「のどかさん、こんにちは」
ガーデンからバンケットルームに入ってきた悠太さんは、挨拶をしながらずんずんと接近してくる。
なんか近すぎない?と警戒しかけた時、事もあろうか悠太さんの手に腕を掴まれていた。
「ちょっ、なんですか?!」
「すみません、ここで悠長に説明している時間はないので、とにかく一緒に来てください。話は移動しながらにします」
「え、えっ?!」
なんの説明もなしで、悠太さんは掴んだ私を引っ張っていく。
離してもらおうと抵抗を試みてみたけれど力で敵うはずもなく、何より悠太さんが発する空気が只事ではないことに身を任せてしまっていた。