極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
パンプスを脱いでその先に上がると、出された手に遠慮がちに手を載せる。
自分から触れた大きな手に、また落ち着きなく鼓動が早鐘を打ち始めていた。
再び私の手を握った園咲さんは、広く長い廊下を進んでいく。
突き当たりのドアを開くと、足が止められてしまう光景が広がった。
「す、すごい……」
あまりの衝撃でロクな言葉が出てこない。
弧を描いたような開放的なガラス窓がまず目に飛び込む。
手を引かれて入った先には走り回れそうなリビングが広がり、なんとその中には階段があり、中二階の造りとなっていた。
廊下から扉を入り左手に開けた部分がダイニングとなり、その手前には素晴らしい眺めを堪能しながら料理ができる立派なカウンターキッチンがあった。
「どうかな? 気に入ってもらえた?」
「気に入るも何も……すごすぎて……」